先日、嫁さんと映画デートで『人魚の眠る家』を見
てきた。
映画のスティングによる素晴らしい演技と綾香の歌
『あいことば』がすごくあっていて、めちゃくちゃ
号泣してしまいました。
映画が終わって、嫁さんと脳死の事、臓器移植の事
について、はじめて話しあった。
そういう意味でも、この映画を観てすごく意味があ
ったと思う。
自分や嫁さん、子供が不慮の事故や病気などで脳死
状態になった時の事を真剣に考える機会が出きたし、
はじめて自分や家族の死に向きあえたと思う。
逆に言えば、今までそういう事が無くてすごく幸せ
に生きてきたんだなぁ~って改めて思えた。
人魚の眠る家でもあった脳死、自分や家族がなってしまったら
脳死状態になってしまった場合、映画でもそうだっ
たけどお医者さんからは淡々と状況の説明があった
後に、本当に淡々と臓器提供の話しもあり、西島秀
俊さん、篠原涼子さんが演じる親御さんのショック
を受けている真っただ中での臓器提供の話し・・・
この状況は現状の病院でのやり取りを参考にしてい
ると思うと、すごくやり切れない感で一杯になる。
愛する子供が二度と目覚める事がないと聞かされた
後に、臓器提供をされますか?って自分が親の立場
なら聞いた途端に絶対、ブチ切れると思う。
お医者さんの立場からしてみれば、脳死状態の患者
から臓器提供がされれば、何人もの患者が救えるか
ら、出来れば臓器提供を承諾して欲しいのは分かる
が、家族の立場であれば、こんな時に言わなくても
いいだろうと思うのは当然だと思うから、あくまで
も冷静に淡々と伝えてると思うんだけど、家族とし
てはその淡々さに怒りが沸くのだろうと自分は思う。
嫁さんとめっちゃ議論になったのは、脳死状態になった後の事だった・・・
実際に家族が脳死状態になった場合にどうするか?
でかなり嫁さんと白熱した話しになった。
悲しい気持ち、いつか目覚めるのではないか?と
いう思いは同じだったのだけど、じゃ~どうする?
で意見が分かれた。
病院で入院するのか? 映画の中であったように自
宅介護にするのか?
自分の場合、母が祖父母を自宅介護でしていたのを
子供の頃にその苦労を間近で見ていて、自宅介護の
過酷な状況を知っているので、安易に自宅介護を選
択はできないが、嫁さんは絶対に自宅で視たい診た
いと・・・ ここですごく意見が分かれた。
その理由は次回、語っていきたい。